このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

諸塚山のアケボノツツジ
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場所・宮崎県諸塚山中腹

 駐車場からわずかに50m歩けば(高度ではなく距離で)アケボノツツジの群落に会える。

 アケボノツツジをこれほど手軽に見れる所は九州でここしかない。

 駅長とっておきのスポット。
 アケボノツツジは、葉が出る前に枝先に桃色の花を一つだけ咲かせる。
 清楚・可憐な花である。
 咲きそろうと明るいピンクで、あたり一面、夜明けのようになることからこの名前がついた。

 落葉性でツツジとしては非常に大きく、高さ5m、幹の直径は30cmにもなる。

 高山のツツジでは一番の早咲きで、4月下旬には満開となる。 

 花は5cmくらいで比較的ぽってりとしていて、花の柄がぶらぶらするのは高山の強い風に対するクッションのためといわれている。

 だから風が吹いていると、常に動くのでアップで撮るのはむづかしい。

 栽培種でない限り、通常1000m以上の山に登っていかないと見ることができない。
 
 祖母・大崩山系で多く見ることができる。

 諸塚山は、むかし大伯山といわれ、高千穂峰や英彦山とともに、修験の山だったらしい。
 山頂に神々の塚が多くあることから、この名前になった。

 この地方の人にとっては、天孫降臨の場所で、山頂にはイザナギ・イザナミの命やコノハナサクヤヒメなど国造りに関わった神々が祀ってある。

 山頂へは、直登となだらかな迂回ルートがあって、約1時間で登ることができる。

 九州自動車道を御船ICか松橋ICで降り、国道218号線を東へ走る。矢部町、清和村を過ぎ、五ヶ瀬町役場の先の三叉路を国道265号線へ右折する。

 1km足らずで左に「六峰街道」への入口があるから左折して、あとは六峰スカイラインのドライブを楽しんで走る。

 この道、曲がりくねってはいるけど約15kmも走れば諸塚山の登山口駐車場に着く。20台は置ける。
フォレストピア六峰街道 
 五ケ瀬町から高千穂町・諸塚村・日之影町・北郷村・北方町まで、各町村境にある六つの峰を縫うようにして走る標高1000m、全長57キロの道路。それが「フォレストピア六峰街道」
 地図によっては載っていないのもあるが、新緑の春・紅葉の秋ともに美しい静かなスカイラインである。六っの峰とは西から「二上山」「赤土岸山」「真弓岳」「諸塚山」「九左衛門」「速日の峰」のこと。
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