このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

屋根のない博物館
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場所・福岡県・中間市
    
福北ゆたか線中間駅前

 中間市に新しい観光名所をということで、平成元年(1989)につくられた緑道公園。

 モアイ像やスフィンクスなど、世界中の有名な石像のレプリカ30体余りば並べた空間は、古代遺跡に来とるごたあ感じ。

 レプリカバッテン、ほんな石で造っとるケン、プラスチックとは違う本物の質感がある。

 高い金払うて、ツアーやらで行かんでも、これだけのもんが、中間で見れるていうとは凄かバイ。

 タダで静かでヨカとバッテン、ただ、惜しかとは駐車場のナカ。

  

 二面石

 奈良県・榎寺境内
 AD7世紀(飛鳥時代)

 人の心の善悪二相をあらわしてとるとゲナ。
 
 なんか大きな物に組み込まれたとったとの一部分らしい。

 高さ124cm

 飛鳥の石像

 東京国立博物館(奈良県出土)
 AD7世紀(飛鳥時代)


 男女の老人がしっかり合体しとる。何ばしよんなるとかは分からん。

 飛鳥の庭園で噴水の装置として使われていたもんらしか。ラブホテルやったとかも知れん。

 176cm

 石 馬

 福岡県・八女市・岩戸山古墳
  AD6世紀前半(古墳時代)


 頭と脚が無うなっとうバッテン、馬具を装着した飾り馬の彫刻。

 脚があったときは等身大やったろう。

 150cm
 扁平石人

 福岡県・八女市・岩戸山古墳
  AD6世紀前半(古墳時代)


 埴輪といっしょに古墳の上ば飾ったもの。阿蘇の凝灰岩で出来とる

 147cm

 ドルハルバン

 大韓民国・済州島


 村の土神として造られたもので、島の至る所にあるゲナ。
 軽石のごたあ多孔性の溶岩でできとる

 120cm

 公園は遊歩道になっとって、全長430mが「ふるさとの道」「やすらぎの道」「古代への道」「もやいの道」の4つのゾーンに分かれとる。

  1974年まで、ここは旧国鉄の香月線が走りよった。その跡地を利用して造ったと。

 香月線は明治41年、石炭ば運び出すため、中間駅から香月駅までの3.5キロに鉄道を開設した。

  大正10年には石炭輸送拡大のため中間〜新手間ば3線化しとって「門鉄屈指のドル箱路線」ていわれた時代もあった。

 周辺の炭鉱がのうなったら、すっかり寂れてしまい昭和60年3月31日廃止された。
 モエンジョ・ダロの神官王


 パキスタン
 BC24〜23世紀
     (インダス文明時代)


 儀式の衣装と思われるローブをまとっとる。
 目には貝が象嵌されたていたらしか神官王の像

 等身大

 ミケーネの獅子門

 ギリシャ
 BC13世紀中頃(ミケーネ文明期)


 トロイ戦争の英雄アガメムノンの居城にあった獅子門。

 ツュリーマンていう人が発掘した

 ライオン像のみの高さ3m
 デロス島のライオン像

 ギリシャ
 BC7世紀(アルカイック期)


 デロス島のアポロンが生まれた聖湖ば見守るごと並んどるとゲナ。

 大理石で2m
 オーセールの婦人像

 ルーブル美術館(ギリシャ出土)
  BC7世紀頃(アルカイック期)


 礼拝像か奉納者の像か分からんが
アルカイック彫刻の初期の形式をよく表しとるらしい。

 62cm
 ヤム・ネゼーの像

 エジプト・ルクソール博物館
  BC18世紀頃
     (エジプト第18王朝)

 ヤム・ネゼーは当時の伝令官兼倉庫の監督の名

 御影石で96cm
 ペルセポリス宮殿の壁画

 イラン
 BC6〜5世紀(アケメエス朝)

 ダリウス一世が建築した宮殿の東入口階段側壁にあった
 不死隊と呼ばれたエラム人戦士の浮き彫り

 1m

 スフィンクス

 エジプト・ギザ地区
  BC26世紀頃(エジプト第4王朝)

 顔はカフラー王を表し、ピラミッドば守っとると。
 太陽信仰の影響で真東に向いて座っとる。

 本物は高さ20m、長さ73m

 モアイ像

 チリ領イースター島
 12世紀〜14世紀

 何のためにどうして造られ、運ばれたのかナゾばっかり。

 海岸に立っとって、海の方ば向かずに陸の方ば向いとるのは、自分の部落ば見とるていうことか。

 本物の大きい物は20mからある。
 福岡からは国道3号を遠賀川で右折し、中間大橋を過ぎて中間駅の標識で左折する。

 福北ゆたか線の線路を渡った右手に「屋根のない博物館」の入り口がある。

 飯塚・直方方面からは、遠賀川の右岸を走り、遠賀橋で右折。中間市役所の先で駅への標識がある。

 駅へ向かって走る道の右手が「屋根のない博物館」である。

 車は、遊歩道の真ん中あたりに、トイレがあり、その前に1台はなんとか駐車できる。
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