このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

佐田京石
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場所・大分県宇佐市
       

 米神山の登山口に、人間の背丈ほどもある石が並んどる。佐田京石(さだのきょういし)ていう。

 誰がなんのために造ったとか定かではなか。

 太古の祭祀場、鳥居の原型、埋納経の標石ていろんな説がある。

 マウンド中央の石柱から半円形に石柱が配置されとって、こげなとば環状列石というとゲナ。

 一部の石柱の下からは写経が出土したもんやケン、埋納経の目印かともいわれとる。

 筍が生えたごと、ニョキニョキと並んで立つ石柱。なんとも摩訶不思議な風景タイ。。

 

 平成3年に水田の整備中、巨石19本が発見され、米神山の巨石群と岩質が同じて認められた。

 この巨石ば再建立したものが 「平成の京石」いうて、杉林の中にある。

 支石墓は島原半島の原山支石墓群が有名バッテン、南朝鮮から伝わったもんやろう。

 ここの支石墓も弥生時代のものらしか。石柱の表面には、ペトログラフ(岩刻文字)がみられるというバッテン、ハッキリせんやった。

 

 米神山は山頂にも環状列石(ストーンサークル)がある。

 この並び方から見れば、なんかの目的で、人工的に並べたとしか思われん。

 おおむかしの弥生人が、ここでなんかお祀りでもしよったとやろう。

 由布岳も見えて眺めの良か山頂バッテン、登るとにはロープ場ばっかしで一苦労させられる。
 中腹にも、隠石・陽石・日ノ神谷・月の神谷などの巨石がごろごろと転がっとって、米神山は石の山。

 山の生い立ちが、よっぽど粘りのあるマグマやったっちゃろう。
 京石から宇佐方向へすこし行くと、田圃の中に60度に傾いた石がある。

 この不思議な石は「こしき石」または、「暴風石」ていわれとって、高さは2m弱、回りが1mくらいある。
 石柱の上には平らな石(蓋石)が乗っとって、これば取り除いたり、触ったりしたらクサ、暴風になるて伝えられとる。

 昨年の台風では、この蓋石が吹き落とされたゲナ。

 駅長がちょこっと触ってきたけんやろうかて心配しよる。
 この石柱が米神山の天辺の、環状列石の方に向いとるとも、なんか意味のあるっちゃろうか。

 米に関係があるとやろうバッテン、弥生時代の遺物は謎ばっかしタイ。

 祀りごとはしっかり受け継がれとって、しめ縄が巻いてあった。
 福岡からであれば、九州高速大分道の日出JCTから、宇佐別府道路に入り、安心院ICで下りる。

 県道42号から716号線を少しで三叉路。左折して658号線(佐田駅川線)を1Kmほどで左に広い駐車場がある。

 ここから北へ5分も走れば、もう宇佐市タイ。

 そうそう。院内町も安心院町も2005年からもう宇佐市になっとうとやった。
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