このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

棚 田(上原・大浦)
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場所・福岡県・星野村
   佐賀県・肥前町
 

 星野村の棚田はどこの棚田も美しいが、とりわけここ広内・上原地区の棚田は精巧な石積みと階段模様が見事である。
 
 標高差230mの斜面に137段425枚もの棚田が広がっている。
 棚田の石垣から開墾の歴史を記した碑が発見され、それによると天保年 間(1833〜1840年)に開かれたことが記されていたらしい。170年の歴史があるということになる。

 秋の収穫時期には、水田いちめんに黄金の稲穂が美しい。

 また畦に咲く真っ赤な彼岸花とのコントラストが、棚田を訪れる人々に強い印象を与えている。

 1999年「日本の棚田100選」に認定され、星野村の代表的な観光名所になった。


 道路沿いのベストポジションに展望所ができている。
 
 福岡からは高速九州道を久留米で下り、久留米から国道210号線を日田方向に走る。
 久大本線浮羽駅前の信号を県道52号線へ右折する。

 急カーブの登りで耳納連山の合瀬耳納峠を越せば、下り約2kmで右手に広内・上原地区棚田展望所がある。

 星野村からは、役場前の信号を県道52号線、浮羽方向に北上する。

 おおきなジグザクのあと直線道路になったところで、左手に広内・上原地区の棚田が開けてくる。
 
 道路沿いにトイレ・駐車場つきの展望所がある。

 地図はJAFルートマップを転用

大浦の棚田 
 その昔、弘法大師はこの地のあまりの美しさに筆を投げたと伝えられる。
 
 その玄海国定公園「いろは島」を背景にして、眼下に1096枚の壮大な棚田を見渡すことができる。

 毎年、4月下旬頃の「代かき」直後の眺めがもっとも素晴らし。

 多くのカメラマンが撮影に訪れるはずである。

 棚田は傾斜地を有効に活用するため、長年にわたる農家の工夫で作り出された自然と人の合作である。
 
 「畦切り」「畦塗り」を始め田植えから稲刈りまで、すべて人力でしか行えないから、上からキレイと見下ろすのは簡単だが、耕作している人たちの苦労は大変なものであろう。

 「出さらえ」と呼ばれる水通 し作業や水の管理は、水番と呼ばれる管理人によりなされているという。

 唐津市から県道33号線で平古場ダムを経由して約6kmで竹木場へ、ここで国道204号線へ右折する。

 ボタンで有名な切木(きりご)まで約5km、ぼたんと緑の丘公園の先「万賀里川」の信号を左折。
 
 町道を「国民宿舎いろは島」の案内に従えば、途中の左下手に棚田が見えてくる。

 近くにある満越「いろは島展望台」から、いろは島の眺めも素晴らしい。


 地図は
   JAFルートマップから転用

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