このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

朝倉の三連水車
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場所・福岡県朝倉町

 三連が一基(菱野)、二連が二基(三島・久重)、耳納の山ば借景にして、元気よく回っとる。

 歴史は江戸時代にまで遡り、以来ずっと農家の人たちによって自主管理されてきたていう。

 
また朝倉地方の夏の風物詩として全国的にも有名になっとる。

 約210年前、干ばつにあえぐ農民が、堀川ば掘り、岩盤ば割って取水口ば作り、筑後川からの取水に成功した。

 しかし、堀川より北の農地は土地が高かかったケン、堀川の水が入らんやった。

 そやケン、自動回転式の水車が活躍することになった訳タイ。
 
 今でも「田んぼのSL」て云われ休むことなく、
35ヘクタールの水田に豊かな水ば供給しとる。

 水車は5月半ばから回り始め、10月で一年の仕事ば終える。

 一番大きな菱野の三連水車は、揚水量が1日7.9トン、14ヘクタールの田ばば潤しとるていう。

 水車ば引き立てとるつもりで、川べりには、ヒガンバナやカンナ、露草などが咲いとった。

 「堀川用水と朝倉の揚水車」は、日本最も古か、しかも実動しとる水車として、平成2年、国の史跡に指定された。

 「水車のお陰で、今年も実りの秋が迎えらますタイ」いうて、地元のおばしゃん達もニコニコしとんなった。

 高速大分道ば朝倉ICで下りる。

 そのまま国道386号線(日田往還・朝倉街道)ば日田方向へ2kmばっかし進むと、大きな案内板が立っとるケン、そっから右折したらすぐ。
 

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