このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

クルスの海
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場所・日向市日向岬

 日向市の中心部から東へ向かって張り出した岬がある。
 日向岬ていう。

 岬全体が日向灘の波浪に浸食された柱状節理の海岸タイ。

 岬の突端に行く途中には、二ケ所の展望台があって、そのひとつが「クルスの海」展望台ていう。

 岩ば海が食うて出来た東西200m、南北220m、高さ10mの裂け目、自然の十字架ば見ることがでける。

 市の観光協会によると、空からは「叶」てという文字にも見えることから、この海に願い事ばすれば叶えてくれるとゲナ。

 全然有名じゃなかバッテン、このあたり日向の海は明るうてよか。

 馬ケ背

 岬の突端ば馬ケ背ていう。
 痩せ馬の背のごと岩場が海に突き出しとる。

 その付け根にあたる裂け目は、長さ200m、巾10m、高さが70mもあって、柵はチャーンとあるバッテン、見下ろたら身がすくんでしまう。

 高所恐怖症の人は連れて行かんほうがよかろう。

 象の鼻
 この海岸はどこば向いても面白か岩ばかりで飽きることがなか。
 これはさしづめ象の鼻のごたるケン、駅長が勝手に命名した。

 日向市は、よか観光資源ば持っとるとい、売り出しが下手。

 細島灯台
 岬の丘の上には、細島灯台がある。古うから細島港は宋・明との貿易港として栄えとったし、徳川時代には、日向諸藩が参勤交代で、この細島港から大阪まで御座船ば出しとったケン、その頃すでに、この岬には常夜灯があったていう。

 明治43年にコンクリート造り六角形の灯台が建てられ、いまのはその後また建て替えられた。

 高さ101mから出す、11万カンデラの光は、はるか36kmまで届き海の男達の安全ばまもっとる。

 日向市に入って四つ目(塩見大橋手前)の信号ば東へ左折する。
 約2kmほど行った古田の信号ば右折、1kmで日向岬グリーンパークの標識に従って米の山の南側ば登る。 
 グリーンパーク(運動公園)、サンポウ(展望所)ば通過すれば右手にクルスの海展望台が見えてくる。

日向ハイツ 駅長おすすめの宿は丘の上、クルスの海まで5分、馬ケ背へ10分で行くことが出来る。
・・・・・安うてヨカ宿やったとバッテン、2005年に閉館(博多弁で云うと、しまえた)。

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