このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東椎屋の滝
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場所・大分県宇佐市
       安心院町


 東椎屋の滝は国道500号線から約1Km入った所にある。

 行き止まりに有料駐車場(200円)があって、少し耳の遠かおばあさんが番ばしとんなる。

 おみやげ店もある。その店の横が、滝への入り口になっとる。

 滝までは川に沿うて約10分程度歩かないかん。渓流の美しさば楽しみながらやケン、快適に歩かれる。

 バスで来た韓国の観光客がきとって、挨拶ば交わしたら、日本語で返ってきたり、韓国語が返ってきたりしてとまどうた。

 東椎屋の滝は、絶壁の上部ば新耶馬溶岩、下部ば集塊岩によって形成されとるげなケン、上下二段でそれぞれ色が違う。

 絶壁の岩の、縦の節理が特徴で、耶馬溪66景のなかでは「東椎屋の滝の景」ていうとるバッテン、「九州の華厳」ていう別名でも親しまれとるゲナ。

 名前やら講釈はともかく、高さ85mの断崖ば垂直に落下する姿には、理屈抜きに圧倒されてしまう。


 「西椎屋の滝」「福貴野の滝」とともに、宇佐の三滝ていうとゲナ。

 日本の滝百選にも選ばれたケン、1999年には全国滝サミットが安心院町で開かれた。

 北に向いとるケン、逆光になる。滝口ば振り仰ぐと、光りが滝のしぶきとともに降ってきた。

 頭ば上に向けたら、頭上の空は半円形に断崖で覆われとる。

 モグラはきっと、こんな空ばいつも見とるに違いなか。

 「もし地震が来たらアッと云うまもなく大量の岩の下に埋もれてしまうバイ」て一瞬恐怖が走る。

 こんな冷気と霊気の漂うような場所やケン、観音信仰の霊場ともなっとって、いまでも滝修行が行なわれとるていう。

 福岡からやったら、九州高速大分道の日出JCTで下り、国道500号線ば安心院町へ向こうて走る。

 約10Kmで左に大きな看板が出とるケン、左折。1Kmで着く。

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