このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

金立公園
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場所・佐賀県・佐賀市

 金立公園は佐賀市の北、金立山の麓にある。

 長崎自動車道の金立(きんりゅう)サービスエリアといっしよになっとるようなもんタイ。

 こげなとば
「ハイウエイオアシス」て云うとゲナ。

 全国に20カ所以上あるらしかバッテン、九州ではここだけ。

 全体面積が27.4ヘクタールていわれても、どんくらい広かとか分からんバッテン、とにかく広か。

 公園の中には徐福(じょふく)長寿館、薬用植物園、コスモス園、金立山いこいの広場などがある。

 一般道からはもちろん、長崎自動車道からも金立サービスエリアから歩いて行かれる。

 春は桜やら菜の花、秋はコスモスと、花やみどりがテンコ盛りの公園バッテン、6月には不老長寿池の睡蓮がキレイか。

 大きか池にこれだけビッシリと咲く睡蓮はなかなか見られるもんじゃなか。

 徐福長寿館、薬用植物園は徐福にちなんで作られたとゲナ。薬草が約300種も栽培されとると。

 2200年も前、「はるか東の海に三神山ていうとががあって、仙人が不老不死の薬ば作りよる」ていう話ば信じた秦の始皇帝がクサ、徐福さんに「その不老長寿の薬ば採ってこい」て命令しなった。

 皇帝の命令やケン、イヤちゃ云われんタイ。徐福さんなあ、3000人も連れて佐賀に上陸しなった。

 その薬草ば探しに来なったとがこの金立山ていうわけタイ。

 バッテン、どけん探しても見つからんやったケン、帰るに帰られんで、とうとう日本に住み着いてしまいなった。

 もっとも、初めからそげなもんは無かこと分かっとって、薬探しにかこつけた移民やったとかも知れん。悪政に耐えかねての、今でいう「亡命」

 なんせ秦の始皇帝なんてオーマンなヤツでクサ、とんでもなか大きな「阿房宮」ていう宮殿ば造ってクサ、国の財政ば破綻させてしもうて、とうとう自分の国ば滅ぼしてしもうた皇帝やから・・

 
阿呆(アホ)の語源は、ここからきとるくらいやモン。

 公園の北にある金立山は、標高502mで金立神社がある。

 むかしは徐福だけば祀っとったげなバッテン、いまは保食神(うけもちのかみ)岡象売女命(みずはめのみこと)と徐福の三神。

 地元では徐福が雨ば降らせる神として信仰されとるとゲナ。

 高速の長崎道で東脊振の先に金立ていうバーキングがある。
 駐車場に車ば置いといて、公園に行ける。5分もかからん。

 福岡から一般道やったら、鳥栖バイパスの元町信号ば右折して、長崎道と沿うとる31号線ば、トコトコ西へ行けばヨカ。

 那珂川町から385号線で、新しか東脊振トンネルば越しても31号につながるが、トンネルが有料。「さざんかロード」ていうと。

駐車場もタダ。入場料もいらんバッテン、徐福長寿館だけは入館料300円。    取材日 2007.6.6

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