由布川渓谷 |
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場所・大分県別府市・由布市
由布岳と鶴見岳の間にある猪の瀬戸(いのせと)ば源流にした由布川に、気の遠くなるごたあ年月ばかけて浸蝕され、でけたとが由布川渓谷タイ。別府市と由布市(挾間町)にまたがって、県道601号線沿いに深さ60mから100mの渓谷が12キロも続く。 撮影日・2008.6.27
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椿入口から200m下ると
椿入口の駐車場からは、ゆっくりした坂ば200m下って行く。
ここが1番安全な入口バッテン、この坂、行きはよいよい帰りはきつい。
約60万年前、中部九州の火山活動で噴き出した火砕流堆積物に覆われて、このあたりの台地がでけた。
遡れば原因は阿蘇かも知れんし、その後に起こった由布岳、鶴見岳の噴火かも知れん。
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| それは、由布川火砕流堆積物いうて、層の厚が最大200mに達し、推定体積が20立方キロていわれとる。
20立方キロていわれても、どんくらいのもんか想像もつかん。
大分県はその上に乗っとるていう訳よ。専門的には角閃石黒雲母(かくせんがん くろうんも) 流紋岩質軽石流(りゅうもんがんしつ かるいし)て云うらしかバッテン、素人にはなんのこっちゃ分からん。
とにかく湿気があって涼しゅうして、森林浴とはまたちがう渓谷浴タイ。 |
| 猿渡入口の近くに
小平吊り橋がある
この吊橋は、夏だけ開けとる小平茶屋と、駐車場もあって立派かとバッテン、何のために作ったとか分からん。
下からも見れんし、木が生い茂って下も見えん。
渡れば展望所はあるとやけど、なあーも見えん展望所。 |
| 猿渡入口からは
狭い急な鉄階段で
落ちていく感じ
猿渡入口は急な金属製の階段ば利用して急降下することになる。
つねに濡れとって滑りややすかし、老人と子供連れは危なか。
危険バッテン、降りていかな渓谷の良さは味わえん。 |
| 上に見えとるとが昭和3年にでけた「猿渡橋」ていう古か石橋。
これだけのもんば浸蝕したっちゃケン、自然の力、時間の力ちゃ恐ろしか。
河床まで降りてくれば、夏でもひんやりと冷たか。
清流にはエノハが踊りよるケン、渓流釣りファンにはたまらんめえや。
写真好きには格好の被写体が並んどるケン、これまた、たまらん。
腰まである長靴ば履いて、流れの中にまで入って、頑張りよる人のおんなった。
久しぶりに河鹿(かじか)の鳴き声ば聞いた。
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| 凝灰岩の岩肌ばすべり落ちる滝は全部で40数条。
ふたつあるチョックストーン。
大小100を越す深い淵など、自然が作った渓谷美は「東洋のチロル」て云われとるとゲナ。
アルプス山脈のチロルと並べるとは、ちょっと大げさかバッテン、水成岩が侵食されてでけた、たまがるごと大きゆうて、そのくせやさしか岩肌の曲線が美しか。
東洋のチロルはよかバッテン、説明板にチョックストーン(chock stone 岩場に挟まった石のこと)ばクサ、間違うてチェックストーンて書いちゃった。
これは山好きでも間違うたまま使いよるもんの多かけど、観光課はまっと(もっと)勉強しとかな。 |
| 大分自動車道ば湯布院ICで下りる。右折して湯布院の町中ば抜けたら「川上信号」で県道11号線に出る。
別府方面へ道は登りになって由布岳の下ば通る。川上信号から約9kmの「鳥居信号」で鋭角に右折。約5kmで椿の集落。
案内板に従って500mも下れば椿入口の駐車場(タダ)に着く。
鳥居の信号で直角に右折して、志高湖・神楽女湖経由でも行けるバッテン、先で道が狭うなる。
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