このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

梅林寺
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場所・福岡県久留米市京町

 梅林寺は、初代久留米藩主・有馬豊氏(とようじ)が、故郷・丹波福知山の瑞厳寺(ずいがんじ)ば移したもんで、以後有馬氏代々の菩提寺になっとる。

 豊氏が父則頼(のりより)公の分霊ばここに移し、 その法号梅林院にちなんで寺号も梅林寺としたとゲナ。

 臨済宗妙心寺の古刹で、九州屈指の修業道場として知られとる。

 禅寺だけにピンと張りつめた空気がいつ行っても気持ちよか。

 ここの寺宝は六百余点あって、絹本著色釈迦三尊像の一幅は国指定重要文化財に指定されとる名品ていう。

 この他、尾形光琳の富士山の図、 長谷川等伯の屏風、狩野が描く襖絵などば所有しとる。

 本堂の正面には浮き彫りの扉ば持つ唐門があり美しか。
 てらの裏手には歴代藩主の墓やら石塔が静かさのなかに、いっぱいある。。

 有馬豊氏は則頼の次男で、1601年、関ヶ原の戦いで頑張って丹波福知山6万石に移封。

 1602年、父則頼が死んだケン、摂津の遺領2万石を継承して、計8万石となっとった。

 大阪の陣でも頑張ったもんやケン、13万石も昇給。21万石の大名として筑後久留米に移封され、篠山城に入城しとる。

 1637年の島原の乱では幕府方の主力ばつとめ、原城ば攻めたてた。

 梅林寺はその名のとおり梅の名所としても有名で、30種約500本が外苑の梅林に植えられとる。
 
 毎年2月中旬〜3月中旬には、豊後梅や玉剣[たまつるぎ]などの梅が開花し、開花時期には屋台も出て梅見の客で賑わう。

 JR久留米駅ば背にして駅前の「JR交番前」信号ば左折、100mで次の「京町第二公園」信号ばまた左折して線路下のガードば越すと右手に山門が見える。

 車はガード越したところで左車線に入り(直進は長門石橋へ)、寺のすぐ西側ば流れる筑後川に降りると広か河川敷の駐車場がある。
 

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