場所・福岡県糟屋郡宇美町
宝満山〜若杉山の縦走ルート、三郡山直下に、福岡県では珍しい凍る滝がある。
標高724m。難所ケ滝という。
宇美町の昭和の森から、三郡山への「川原谷(こうらだに)コース」上にあって、普段は見過ごして通り過ぎてしまいそうなチョロチョロ滝バッテン、寒が締まってくる1・2月になると・・
大ツララが白い牙ばむきだして襲いかかりそうになる。
地元の人にはよく知られとって、シーズンの休日には広か昭和の森の駐車場がいっぱいになる。
午前中は登りが数珠つなぎ、午後は下りが連なって、午後にでも登ろうとすると、多勢に無勢で登り優先という山のマナーは無視され、狭い登山道は下る人優先になってしまう。
いつも山に登っては不思議に思うとバッテン、みんな弁当ば食べるのにどうして山頂の標識付近ば陣取ってしまうとやろうか。
あとから登ってきたモンは山頂の写真ば撮るとに邪魔になってしようのなかタイ。
難所ケ滝でも、つららの下で弁当を広げる人がいて、滝だけを撮るとは至難のワザとなる。
滝の下は噴き上げる風と、つららの冷気で冷凍庫のなかのごたるとい、なにもわざわざそげな所でと思うとやが、そうでもせな難所ケ滝に来た気のせんとやろう。
だから難所ケ滝へ行くときは、せいぜい登り1時間やケン、早う登って滝ば見て、降りてきてから温っかところで弁当にしたほうがヨカ。
また、つららの下では立ち止まらない。寒がゆるむとつららの剣が落ちてきてあぶなか。
滝に近いところでは、登山道も凍っとるケン、軽アイゼンは持って行ったほうがよかろうや。
それほどしてでも一度は登ってみる価値のある滝バイ。
JR香椎線の宇美駅から県道60号線ば東へ進み、宇美川ば渡ってすぐに右折、県道35号線に入る。
左手にミスターマックスば見て、正法寺橋交差点ば左折。あとは道なりに極楽寺入口・障子岳のバス停ば通過。
本村バス停から300mほど行くとヘアピンカーブがあるケン、その頂点で左折すると後は「昭和の森」まで一本道。直進すればいヨカ。