このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
読者の皆さんは、途中で横に曲がるリフト(特殊索道)が存在するのをご存知でしょうか?筆者が最初にこのリフトを見かけたのは別府に旅行に行った時でした。しかもそれはものすごーく残念な事にその1ヶ月前に休止になったばかりだったのです。
別府にはラクテンチという遊園地があります。ここには休止線を除けば日本最南端のケーブルカーとロープウェイがあります。その日本最南端のケーブルカーで登った所にその遊園地はあります。そこにあるのです、私に強烈な印象を植え付けた特殊索道が。その特殊索道はラクテンチの遊園地から船原山へのロープウェイの山麓駅を結びさらにもうひとつの特殊索道を経て、鶴見山の 別府ロープウェイ の山麓駅の近くまでまでを結ぶ観光ラインなのでしょうか。その一つ目の特殊索道がこの屈曲式特殊索道なのです。
特にここラクテンチの屈曲式特殊索道は立体交差式というものらしく、なんと珍しい屈曲式特殊索道の中でも特に珍しく全国にここにしかありませんでした。屈曲式特殊索道にはこの他に三角式という方式があり、こちらも相当な希少価値で、現在は戸狩スキー場、嵐山市民スキー場、グリーンピアなかがわなどに現存しているようだという噂です。
筆者がここに訪れた時にはその衝撃から、こんなコメントを某HPの掲示板の方へ残しています。「ラクテンチは正式にはなんというのか知りませんが、イメージ的には鉄道のスイッチバックのようでした。 つまり、まず180度ターンして高度をかせぎつつ、さらに180度ターンして元の方向に戻ってさらに勾配を稼ぐかんじでした。実際には180度では方向転換できませんから、何度か角度が付いているのでしょうけど。」
次に写真で見ましょう。一枚目の写真はその全景です。画面右側が山麓側の駅で画面左側の方でリフトが屈曲しているのが判ります。二枚目の写真はその屈曲部です。写真の一番下の線と一番上の線が登り線で、真中に屈曲部をパスして走る下り線が走っています。また、写真には写っていませんが、登り線側の屈曲部ではここで下車しないで下さいとの大きな張り紙がしてあります。確かに間違って降りてしまいそうな形状をしています。3枚目の写真は、その上部で登り線と下り線が徐々に分離している様子が判ります。
嵐山市民スキー場:http://www.kamikawa.pref.hokkaido.jp/asahikawa/arasibig.htm
グリーンピアなかがわ:http://www.town.nakagawa.fukuoka.jp/greenpia/
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