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さーて、この旅行こんな大詰め(今思うとまだ序の口だったのかな?'11/08/15:追記)になってもまだ初登場の乗り物が出てきます。その名前をJバーと言います。
山麓駅で見たコースガイドになんか薄い線で描かれていたので本当に運転されているのか半信半疑でしたけど、ちゃんと運転されていました。写真左側がその搬器(でいいのかな?)です。一見すると普通のリフトの様ですが変わった形をしています。写真右がそれに乗車したところです。不思議な事に地上を滑走してしまっています。
この乗り物、簡単に言ってしまえばロープトゥにそれらしい持ち手が付いたものです。その持ち手はトイレが詰まった時に使う吸盤?のお化けのような形をしています。乗車時にはその吸盤をお尻の後ろにあてそれに跨ぐ形で乗車します。股のところにくる部分がちょっと曲がっていてアルファベットのJの形をしている事からJバーと呼ばれています(類似のものにTバーと呼ばれるものもあります)。
国土交通省の鉄道要覧では一般に搬器のないものは鉄道とはみなされないことからこのJバーの類が鉄道要覧に掲載される最小限の構成と言うことになります。ということで実はこのJバー立派に鉄道要覧に掲載されており(ということは鉄道か?)、このページのタイトルに偽りありということになりますが、ご勘弁願います。鉄道要覧は平成9年度版まではこのJバー及びTバーの類をまとめて丙種特殊索道と称し一括して掲載されていました( 参考までにその一覧表をこちらに掲載しましたのでご活用下さい )。因みに甲種特殊索道とは通年営業のリフト(観光リフトのようなもの)で、乙種特殊索道とはスキーリフトの事をさしていましたが、はやりの規制緩和によりこれらの区分は廃止されています。
現在ではこの手のリフトはめっきり少なくなり、なかなかお目にかかれないものとなりつつあります。特にスノーボーダーにはこれにつかまって上(写真右)まで行くのは至難の技のようで、その傾向に拍車をかけているように思います。またこのリフトの廻りでは、左側の写真のように転倒するボーダーを多数見ることができます。
(’03年01月02日取材)
プリンスホテル(妙高杉ノ原スキー場):http://www.princehotels.co.jp/ski/myoko/index.html
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