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走破記
このロープウェイの山麓駅は、層雲峡温泉街のすぐそばにある。
筆者は、朝いち温泉街の旅館をチェックアウトしてすぐに到着。時間が悪かったか観光バスが到着ラッシュであっという間に乗り場は長蛇の列。いましがた着いた観光バスは韓国人の観光ツアーだったようで、あっというまにハングル語の集団に取囲まれる。当然この大行列は搬器一台では乗り切れず、筆者の目の前で、はーいここから臨時便でーすと切られる。というわけで次の便の一番眺めのいいところを確保する。
路線は層雲峡の層雲峡らしい断崖を温泉街の背景に見ながら、黒岳五合目に向かって一直線に高度を上げてゆく。山頂駅に着くと韓国人の女性ガイドがあの独特のイントネーションの韓国語で「ウリチョセンジンミンハ(我々朝鮮人民は)」ではなく「チョンマンデーイッソヨ(展望台あります)」と力いっぱい案内していた。いったいここはどこの国だろう?展望台に上がると近くて遠い北の国でも見えるのかと思ったが、霧に煙る展望台はすぐ近くにあるはずの黒岳山頂さえも見えなかった。
ここからさらにリフトに乗り七合目まで行って見ましょう。
ロープウェイ山麓駅から少し歩いてこの山麓駅へ到着。この盛夏に半袖では肌寒い感じ。それよりもこのリフトなんと15分も乗車時間がある。リフトの乗車時間の最長は何分なのかわかりませんが、間違いなくその上位にランクされるであろう。なにせ日本最長のリフトであるコクドの森吉スキー場(森吉第1高速)(2185m)でさえ7分程しか乗車しないのであるから。ここは搬器も218もあるし。
ゆっくり走るリフトは咲き乱れる高山植物を見ながら、黒岳7合目に到着。山頂駅隣には山小屋があってお土産が売られている。欲しいものはあったのだが、持って帰るのがおっくうなので我慢することにする。
さて、これで短い北海道旅行も終わり、ここから路線バス、特急と乗り継いで千歳空港から自宅まで帰りましょう。
層雲峡温泉地の一番奥まったところにある、りんゆう観光(層雲峡・黒岳ロープウェイ)の山麓駅です。層雲峡は道東方面への観光バスが必ずと言っていいほど立ち寄る観光地です。次から次への観光バスがやって来ては乗客をロープウェイへと向かわせています。
(’03年08月14日取材)
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