このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
奈良交通バス時刻表(取材日現在)
クラブバス時刻表(取材日現在)
取材記
大阪の自宅を午後に出て奈良へ。
奈良駅から下調べの通り124系統北野行きのバスに乗車したはず。ところが、車内放送は「100系統柳生行き」と放送している。「あれ?誤乗かな」と思ったが近鉄奈良駅を過ぎたあたりで、運転手氏が気がつきテープを交換して事なきをえた。なれないバスは気を使います。マジでこりゃ降りなきゃいけないかと思いましたよ。さて無事に須山バス停に到着。ここから約1時間の徒歩、スキー場へ行くわけではないので、極めて平坦な歩きやすい道、ときおりゴルフ場からと思われる場違いな高級車が通る以外は長閑な散歩気分。そんなこんなで田園風景を見ながらディアパークゴルフクラブへ到着。
下調べによれば、ロープウェイは入口のすぐ脇にあるはずなのだが、いけどもいけども見当たらなく。結局クラブハウスに到達してしまった。さてもう一度戻りつつ付近の高台へ上がって見るがやはり見当たらない。こうなると背に腹は変えられない、意を決しクラブハウスで聞く事にする。ちょうどカウンターのコースガイドがあったので、それを拝見。ロープウェイの記載がある。そのことについて聞いて見ると、係員氏は奥へ聞きに行ってしまった。そして戻ってきて「今は全てカートに置き換わりましたので、使われておりません。」と教えてくれました(本当にご親切な対応に大変に感謝しております)。せっかく場所がわかったのでちょっと眺めてから帰ることにします(やっておいて言うのはあれですが,読者のみなさんゴルフ場への不法侵入はいけませんぞ!)。今では正式な廃止申請が提出されたこともあり、おそらく撤去されてしまったのでしょうか?
(メモ)
もし、ロープウェイが現存していれば、2番ホールと3番ホールの間と、7番ホールと8番ホールの間で往復でこのロープウェイを利用することになります。私はあまりの衝撃にゴルフを始めてしまったかもしれません。ま、金食い虫のスポーツはこれ以上はごめんですがね。
2番・8番ホール側の駅です。こちらの方が高いので山頂駅ということになりますか。
嬉しいことにまだ搬器が残されていました。夕方なのでもう殆どプレーしている人はいません。(あ、来ちゃった。通報されても厄介なので隠れましょう)。ご迷惑をかけないように写真撮影を済まして山麓側の駅へ向かいます。
当サイトに寄せられた情報によれば、このロープウェイは泉陽興業(銘版は泉陽機工)の唯一のロープウェイだそうでとても貴重なものです。
まだ、はっきりと路線のあった場所がわかりますね。路線は途中公道上空を通過します。その公道からはロープウェイが頻繁に行き交う姿が見えたようですね。とってもいい雰囲気でなくなってしまった事が残念でなりません。
こちらは山麓駅です。乗り場には運転時刻表や乗車時の注意などの掲示がありました。
それにしてもどちらの駅もクラブハウスへの道のすぐ脇なのですが,ちょっと隠れる形のロケーションで注意してみないとわかりませんでした。
その他にクラブ内にはこんな不思議な乗り物がありました。同じ泉陽興業の作品だと思うのですが,どうやって使う?乗車するのか検討もつきません。どなたか教えて下さいませ。
と書いてたら以下の情報を頂きました。ありがとうございます。
これはマンコンベヤー(ムービングベルト)の残骸です。中央部が今は板張りになっているようですが、使っていた頃はエンドレスのゴムベルトがぐるぐる回って人間がその上に乗って山頂まで移動する代物です。(情報提供:うにさん)
(’03年10月19日取材)
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