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走破記
真夜中の3時過ぎ、札幌からの夜行列車を帯広で降りて、朝一番の十勝三股行きに乗換える。筆者が訪れたこの年(’87年)の冬は、北海道の瀬棚線(国縫−瀬棚)、広尾線(帯広−広尾)、湧網線(中湧別−網走)とこの士幌線(帯広−十勝三股)の4ローカル線が一度に廃止になるということで非常に鉄道ファンの多い年であった。
筆者が乗車した十勝三股行きの列車は糠平に到着、ここで駅前から出るこの代行バスに乗り換えである。代行バスは、途中糠平スキー場入口(仮乗降場)、幌加、幌加温泉口(仮乗降場)と全く客扱いなく通過し終点十勝三股に到着した。あたりは聞きしにまさるなにも無い所である。鉄道復活の日の為に保存されている旧十勝三股駅へ行ってみる。雪深いのでなかなか近寄れなかったがどうにかこうにか写真を撮る。
しばし後、さっきこのバスで到着した筆者を含む乗客全員が同じバスに乗り込み、糠平に向かって出発する。筆者はこのあと幌加温泉口で下車し日帰り温泉入浴を楽しむことにした。
温泉に入ったあとバス停に戻った、そして到着した次の代行バスを見て驚愕した。そこには、大型のバスに満員の乗客が乗車していたからだ。
(’87年03月12日取材)
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