このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

69鬼ノ城

 日本100名城 69番鬼ノ城登城 平成20年7月25日 鬼ノ城に登城してきました。岡山県総社市にある、古代の城と言われている鬼ノ城です。車で細い山道を延々と走って、行ってきました。歩いていくには大変なところにある古代の山城です。山そのものが城となっていますが、全体を見るには1日がかりとなりそうなほど、奥の深い古代の城です。


  633年白村江の戦いに倭国が敗れた後、唐・新羅の侵攻に備え築城したと考えられている。北九州から瀬戸内沿岸、畿内の要所に大野城など12の古代山城を築いたとされており、鬼ノ城もその一つとする考えが有力です。しかし史書の類にも一切記されていないなど、その真相は未だに不明なままの謎の山城である。
 古代山城は、朝鮮式山城と神籠石と呼ばれるものあり、朝鮮半島に起源を求めることができる。城壁は、要所に高石垣を交えつつ、強固な土塁を2 .8Kmにわたって巡らせています。城壁は幅約7m、高さ約6mあり、外・内側に平たい石が1.5 m幅で敷かれています。
  城壁の谷部には水門が設けられ、6か所確認されており、いずれも下半部が石垣、上部が土塁の構造です。この水門は城内の水を管理するための排水口です。
 城門は東西南北の4か所にあり、通路部分に敷石がある。西門・南門はほぼ同規模の門で、12本の柱で支えられた楼門と考えられます。西門の近くには角楼と呼ばれる防御施設があります。城内は、30haに及ぶ広大さです。

 

鬼ノ城 復元された西門




西門の様子

再建されている城壁

敷石

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