このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

花 の 大 階 段

遊園といえば、「花の大階段」。
それだけ有名な遊園のシンボルですね。

昔から映画・ドラマなどのロケ地でも有名です。

ところが・・・
この度の特集を組むにあたって、色々と「花の大階段」
に関する資料を探してみたのですが、記録等がほとん
どありませんでした。
(遊園のバイブルである「向ヶ丘遊園小史」を見ても、
建設などのエピソードが載っていませんでした)


特集としては、ちょっと物足りないと思いますが、
数々の写真と少々の解説でお楽しみください。


まず最初に、「花の大階段」の造作時期についてです。
これは、昭和37年3月27日から6月7日まで開催された、「防衛大博覧会」に
絡んで造作されたとのことです。

そこで「防衛大博覧会」について少々・・・
昭和37年3月27日から6月7日まで、多数の企業の協賛・関係諸官庁などの
後援・防衛庁の協力により「防衛大博覧会」が開催されました。
博覧会開催のために数十に及ぶ催事館の建設のため、地形を一変させるほど
の大規模な土木工事が自衛隊の協力によって行われました。
この工事によって現在の向ヶ丘遊園の地形的原型が造成されていてます。
博覧会は、総合館・陸上館・海上館・航空館をはじめとして多くの展示館があり、
催しとしては、戦車・ジープ・ヘリコプターなどの試乗やレンジャー部隊の模擬訓練・
戦闘訓練・スカイダイビングなどが行われました。
防衛博は予想をはるかに上回る入園者数・収入を記録し、盛況のうちに閉幕したが、
現在に至るまで、多客のピークはこのときであった、との声が聞かれるほどです。
なお、防衛博覧会では.特別入園料が設定されました。
     *** 幼児30円、小中学生50円、高校生100円、大人:120円 ***
「地形を一変させるほどの大規模な土木工事が自衛隊の協力によって・・・」
資料の少なさは、ここ文章がポイントのような気がします。
「この工事によって現在の向ヶ丘遊園の地形的な原型が造成されている」
自衛隊の協力によって遊園の形ができたのですね!

終戦の昭和20年から17年経過し、深い意味のありそうな「防衛大博覧会」の開催だと感じるのは、私だけでしょうか?

ちょっと話は難しくなりましたが、「花の大階段」の写真をお楽しみください。
階段の数は何段ですか、って?ごめんなさい。私、数えた事がありません。
いつも、フラワーエスカーで楽してたものですから!

でも、今でも「花の大階段」は健在です。
近いうちに皆さんも数えることができるでしょう(自分は逃げ腰)。

これより下の写真は、サムネイルとなっております。写真をクリック下さると、大きくなります。


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