このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
志賀直哉ゆかりの地
佐良志奈神社
〜志賀直哉「豊年虫」〜
「
北国街道下戸倉宿
萱乃庵」
から大正橋を渡ると、佐良志奈神社があった。
佐良志奈神社
佐良志奈神社は
延喜式内社
。
祭神
譽田別尊
(ほんだわけのみこと)
(応神天皇)
息長足姫尊
(おきながたらしひめのみこと)
(神功皇后)
大鷦鷯尊
(おおさざきのみこと)
(仁徳天皇)
志賀直哉の小説「豊年虫」に出てくる神社である。
更級神社。松杉の大きな森に覆われた広い境内に緑の無闇と高い本殿と、七八間へだたって本殿よりも大きな拝殿を持った社だ。
自動車は千曲川の長い橋にかかった。板橋がカタカタとけたたましい響を立てた。
「千曲川の長い橋」が大正橋である。
大正橋
ふるさとの信濃なるかもいまぞわが千曲の川の長橋わたる
若山喜志子
歌碑は
千曲川万葉公園
にある。
橋を渡り自動車は左に折れ、警笛を鳴らしながら町へ入って行った。
昭和2年(1927年)9月、志賀直哉は戸倉温泉
「笹屋ホテル」
逗留中に「豊年虫」を執筆した。
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