このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

室生犀星のゆかり地


犀星文学碑

軽井沢の 芭蕉句碑 から矢ヶ崎川沿いの道を行く。


矢ヶ崎川


「犀星文学碑」があった。


犀星文学碑

我は張りつめたる氷を愛す
斯る切なき思ひを愛す
我はそれらの輝けるを見たり
斯る花にあらざる花を愛す
我は氷の奥にあるものに同感す
我はつねに狭小なる人生に住めり
その人生の荒涼の中に呻吟せり
さればこそ張りつめたる氷を愛す
斯る切なき思ひを愛す
昭和三十五年十月十八日

室生犀星之建

かたわらの石像


 この詩は氏が「かげろふの日記遺文」で野間文芸賞を受賞した際に記念に建立されたもので、碑面の詩・設計・建立費などいっさいを自分の手によって建てられた。

 軽井沢には有名な文士や学者の別荘など数多くあるが、氏はこよなく軽井沢を愛し、軽井沢を第二の故郷のように思っていた。

 かたわらの石像の下には、夫妻の遺骨が郷里から分骨されて埋葬されている。

室生犀星のゆかり地



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