このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

島崎藤村ゆかりの地

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「惜別の歌」の歌碑

しなの鉄道小諸駅の裏手に 小諸市立小諸義塾記念館 がある。


記念館の右手に「惜別の歌」の歌碑があった。


惜別の歌

島崎藤村 作詞
藤江英輔 作曲


遠き別れに耐えかねて
 この高殿に登るかな
悲しむなかれ我が友よ
 旅の衣をとゝのえよ

別れと言えば昔より
 この人の世の常なるを
流るゝ水をながむれば
 夢はずかしき涙かな

君がさやけき目の色も
 君くれないのくちびるも
君がみどりの黒髪も
 またいつか見んこの別れ

君の行くべきやまかわは
 落つる涙に見えわかず
袖のしぐれの冬の日に
 君に贈らん花もがな

英輔書


原詩は『若菜集』(明治30年刊)所収の「高楼」。

 昭和19年(1944年)の暮れ、当時中央大学予科生だった藤江英輔が「わがあねよ」を「わが友よ」と替えて作曲。いつしか出陣学徒を送る歌なった。

平成8年(1996年)5月、建立。

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