このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


旅に病て夢は枯野をかけ廻る

伊達市保原町5丁目に長谷寺という寺がある。


長谷寺山門


保原町指定有形文化財 第2号

当山の山門は明治16年当時、保原組連合戸長役場として使用していた旧陣屋の門を寄付されたもので、老朽甚だしく、昭和61年門扉・門柱・梁は陣屋当時のものを用い、他は同種木材を使用して建て替えられた、3間1戸、長屋門、入母屋造りである。

保原陣屋は、寛保2年(1742年)に白河藩主松平定賢によって設置され、一時幕領となったが、文政6年(1823年)阿部正権の私領となっても引き継がれた。

陣屋の正面は、城郭の大手門に当たるもので、その建築形態を辿ることのできる門遺構は保原町の歴史を物語る数少ない貴重な文化財である。

 保原町教育委員会

金剛山長谷寺


真言宗 豊山派の寺である。

本堂の手前右手に芭蕉の句碑があった。


芭蕉翁

旅に病て夢は枯野をかけ廻る

出典は 『笈日記』 (支考編)。「病中吟」と前書きがある。

元禄7年(1694年)10月8日、大坂 南御堂 前花屋仁右衛門宅で詠まれた句。

「絶筆句」とされる。12日、芭蕉は死去。

 2006年1月1日、保原町は伊達町、梁川町、霊山(りょうぜん)町、月舘町と合併して伊達市となった。

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