このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


聲すみて北斗にひゝく碪かな

飯能市赤沢に星宮神社がある。


星宮神社


 江戸時代には妙見菩薩が祀られ妙見社と呼ばれていたが、神仏分離令により星宮神社と改称。この地は秩父妙見社に近く、かつては妙見信仰が盛んであったようだ。妙見信仰は北極星・北斗七星に対する信仰である。

星宮神社に芭蕉の句碑があった。


聲すみて北斗にひゝく碪かな

出典は『新撰都曲』(言水編)。

秋の夜空の北斗は鮮かである。単純なリズムで断続する砧の音は、更けるに随っていよいわ冴え、頭上の北斗にまでもひびくように感じられる。

日本古典文学大系『芭蕉句集』

天和・貞享年間の句とされる。

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