このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


門にいれは蘇鉄に蘭のにほひ哉

伊勢市浦口に法住院という寺がある。


法住院


和宗の寺である。

法住院に芭蕉の句碑があった。


門にいれは蘇鉄に蘭のにほひ哉

出典は 『笈日記』 (支考編)。「守栄院」と前書きがある。

  『泊船集』 (風国編)には、「蘭に蘇鉄の」とある。

  『蕉翁句集』 (土芳編)に「或寺にて」と前書きがあり、「元禄二巳のとし」とする。

  『風羅袖日記』 には「 天龍寺 にて」とある。

 寛政5年(1793年)10月、芭蕉百回忌に浦口町の俳人夜雨亭二曲及び門人飯田魯然が守栄院に建立。

二曲の句

梅ひとり馴れぬ旅寝に香をよせる


魯然の句

見るも聞も雲雀に限るあら野哉


明治13年(1880年)、守栄院が廃寺となり法住院に移されたといわれている。

芭蕉の句碑 に戻る。


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください