このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


此あたり目に見ゆるものは皆涼し

稲城市大丸に但馬稲荷社がある。


但馬稲荷社


祭神は宇迦魂神。

社殿の右手に芭蕉の句碑があった。


此あたり目に見ゆるものは皆涼し

出典は 『笈日記』

 貞亨5年(1688年)6月8日、『笈の小文』の旅の帰路、岐阜の油商賀島善右衛門の別邸に招かれた際に詠まれた句。

句碑の下部が欠けている。

碑の裏に 太白堂孤月 の句が刻まれている。

玉川やかすミの先に又見ゆる

 『稲城市の石造物・続』(稲城市教育委員会編)では、太白堂孤月の句を表とする。

太白堂は天野桃隣の号。

文政4年(1821年)、孤月は太白堂六世を嗣号。

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