このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


しはらくは花の上なる月夜かな

北杜市武川町山高に 実相寺 (HP)という寺がある。


大津山実相寺


日蓮宗 の寺である。

山高の神代桜は樹齢約2000年といわれる。

本堂の左手に祖師堂がある。


祖師堂の脇に芭蕉の句碑があった。


しはらくは花の上なる月夜かな

出典は 『初蝉』 (風国編)。

貞亨5年(1688年)春、「笈の小文」の旅の途上で詠まれた句。

『蕉翁句集』 (土芳編)には「よし野にて」と前書きがある。

明治13年(1880年)、塚原幾秋建立。

明治15年(1882年)、記念集『大桜集』(幾秋編)刊行。

文化2年(1805年)、幾秋は下教来石に生まれる。教庵老人。

咲きにほう故の山高の大桜

   たちさりがたき花の木のもと   幾秋

親とともに幾世をかけて仰ぎみん

   まれのさくらに雪の富士の嶺   雲鳳

明治16年(1883年)6月22日、79歳で没。

雲鳳は幾秋の子。

幾秋の父は通称彦平。俳号は甫秋。

文政元年(1818年)5月、半場里丸は身延山詣でに出立。甫秋を訪ねている。

竹植る日は来たりけり曇鳧


甫秋の句

明ぬ夜のうれしかり鳧春の雨


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