このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


靜さや岩にしみいる蝉の聲

小松島市立江町字清水に景岩寺という寺がある。

景岩寺の入口に芭蕉の句碑があった。


靜さや岩にしみいる蝉の聲

出典は『奥の細道』。

 元禄2年(1689年)5月27日(新暦7月13日)、 山寺(立石寺) で詠まれた句。

嘉永3年(1850年)、建立。

景岩寺


曹洞宗 の寺である。

本堂左手の藤棚にも芭蕉の句碑があった。


さひしさや花のあたりの翌檜

出典は 『笈日記』

 讃

   あすは檜の木とかや、谷の老木の言へる事あ
   り。きのふは夢と過て、あすは未だ来らず。
   たゞ生前一樽の楽しみの外に、あすはあすは
   といひくらして、終に賢者のそしりをうけぬ

さびしさや華のあたりのあすならふ(ろ)
  ばせを(う)

 元句は貞享5年(1688年) 『笈の小文』 の「日は花に暮てさびしやあすならふ」。

明治43年(1910年)、建立。

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