このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
叡慮にて賑はふ民の庭竈
桐生市錦町に米穀店がある。
米穀店の庭の屋敷稲荷左手に芭蕉の句碑があった。
叡慮にて賑はふ民や庭竈
貞享年間(1673〜1687)に詠まれた句。
『庭竈集』(越人編)冒頭の句である。
「
高き屋にのぼりてみればとの御製の有がたさを今も猶
」と前書きがある。
「
高き屋にのぼりてみれば
」は、仁徳天皇の御製とされる「
高き屋にのぼりて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひにけり
」(『新古今和歌集』(巻第七)賀歌)。藤原時平の歌の誤伝である。
明治26年(1893年)、暮田平八郎水陰舎柳園が挽き臼の廃石を碑材にして新宿村三ツ塚(現桐生市三吉町)の自宅に建立したもの。岸豊湖筆。
『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)
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