このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


てふの飛者可利野中能日可け可那

 小川町上古寺の松郷峠旧道に芭蕉の句碑があるということだが、場所が分からない。


旧道らしき道があったが、今では人が通ることもないようだ。

反対側の茂みの中に白い物が見えた。

小川町教育委員会の案内板だった。

平成3年のもので、その頃は人も通れたのであろう。

そこに芭蕉の句碑はあった。


てふの飛者可利野中能日可け可那
(蝶の飛ばかり野中の日かげ哉)

芭蕉の句の出典は 『笈日記』 (支考編)。

貞亨2年(1685年)、『野ざらし紀行』の旅の途中、鳴海付近で詠まれた句。

 霞みわたった春の野を折々蝶の飛び交う羽だけが、わずかに野中の日陰である。春の光に満ちた野の様をよくあらわしている。

小川町教育委員会

本来は道標であったようだ。


   山王天寺


   八王子大山道

弘化3年(1846年)3月、建立。

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