このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


やとりせむあかさの杖になる日まて

岐阜市梶川町に妙照寺という寺がある。


三光山妙照寺


日蓮宗 の寺である。

妙照寺の住職日賢和尚は 己百 と号した俳人。秋芳軒宜白。

貞享5年(1688年)、芭蕉を京都に訪ねて入門。

 貞享5年(1688年)6月15日、芭蕉は妙照寺を訪れ、約1ヵ月滞在したという。

ところどころ見めぐりて、洛に暫く旅ねせしほど、みのゝ国よりたびたび消息有て、桑門己百のぬしみちしるべせむとて、とぶらひ来侍りて

しるべして見せばやみのゝ田植哥
   己百

 笠あらためむ不破のさみだれ
   ばせを(う)

『笈日記』 (岐阜部)

妙照寺の庭に芭蕉の句碑があった。


やとりせむあかさの杖になる日まて

出典は 『笈日記』 (岐阜部)。

芭蕉は妙照寺の庭の奇岩絶壁に一つ葉の叢生するのを見て、

    夏来てもたゝひとつ葉の一葉哉

と吟じたという。

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