このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
蝶の飛者可利野中能日蔭か那
茨城町小幡の旧江戸街道沿いに愛宕神社がある。
参道の奥に芭蕉の句碑があった。
蝶の飛者可利野中能日蔭か那
出典は
『笈日記』
(支考編)。
貞亨2年(1685年)、『野ざらし紀行』の旅の途中、鳴海付近で詠まれた句。
碑の裏に篆額と碑陰記の痕跡があるが、一字一字潰されている。
文久2年(1862年)8月4日、建立。
建立者名は削りとられている。
碑陰に二人の句が刻まれているが、俳人名も削りとられている。
眼に付てとびしもとらず初螢
名月もまた霞なり筑波山
この句碑は御神庫の土台石に利用されていたが、昭和45年(1970年)明治百年記念の御神庫改築により発見された。
愛宕神社の御神体は愛宕権現、即ち本地佛の将軍地臧尊。後に火之迦具土命となり、明治より愛宕神社と名付けた。
愛宕神社の社殿も今はない。
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