このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


疑ふなうしほの華も浦の春

玉名市大浜町に観喜寺跡がある。

 華蔵山観喜寺は、京都臨済宗南禅寺の末寺として室町時代中期の永享7年(1435年)にこの地に開基された。

 寛文6年(1666年)になって釈為妙智が再興したが、明治7年(1874年)廃仏毀釈により再び廃寺となった。

観喜寺跡に天満宮‥宇田天神がある。


上町の宮座である。

天満宮の傍らに芭蕉の句碑があった。


疑ふなうしほの華も浦の春

出典は 『いつを昔』 (其角編)。

元禄2年(1689年)春、芭蕉46歳の句。

二見の図を拝み侍りて」と前書きがある。

「うたがふ」「潮」「浦」と頭韻を踏む。

碑陰に「筑紫行の杖を翠江亭にとゝめし折叟査坊書之」とある。

文政9年(1826年)3月12日、翠江亭葦明建立。叟査坊筆。

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