このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
あかあかと日ハ難面も秋の風
玉名市中の鹿児島本線玉名駅と国道208号線の間に妙性寺という寺がある。
常楽山妙性寺
日蓮宗
の寺である。
山門を入ると、左手に「秋風塚」があった。
芭蕉翁
あかあかと日ハ難面も秋の風
出典は『奥の細道』。
元禄2年(1689年)7月15日、芭蕉は高岡 を出立。
倶利伽羅峠
を越えて、金沢に入る。金沢から小松へ向かう途中に詠まれた句。
秋風塚
この句碑には、面に「芭蕉翁」、裏に芭蕉の句が彫られており、「秋風塚」と呼ばれる所以です。
寛政5年(1793年)は松尾芭蕉の百回忌に当たることから、各地各派でさまざまな追善供養が営まれました。作句を志す人の心の拠り所としての句碑の建立や、追善の句集も出されています。肥後では、世中庵編の『正当忌「笹啼集」』に大野からの8句も収められています。
句碑の左側面に「大野連築之」とあるところから「大野連」と称した近在の俳諧仲間の建立になるものと考えられます。
県内に35基、玉名に8基を数える芭蕉句碑の1つです。
玉名町校区まちづくり委員会
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