このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
五月雨を集めて早し最上川
酒田市山寺の塔婆坂に芭蕉の句碑があるというので、探してみた。
国道345号から県道362号海ヶ沢松山線の坂を上る。坂を上った所で右手の細い道を戻る。
木の下に、それらしいものがあった。
酒田の秋は日が暮れるのが早い。雨も降っているので写真はうまく撮れなかった。
左が「芭蕉翁五月雨塚」。
あとは、風化して判読不明。
右に「
五月雨を集めて早し最上川
」と刻まれているそうだ。
出典は『奥の細道』。
初案は「あつめて涼し」。
元禄2年(1689年)5月28日、芭蕉と曽良は川水(高桑加助)案内で最上川畔の船宿である
一栄亭
を訪れた。
安永5年(1776年)、建立。
右に「三世雪中庵蓼太敬白」、「安永六年四月十二日」。
造立を賀して
さみだれやあつめて爰に塚ひとつ
蓼太
右は巴陵碑。
右側面に「松山総連中」、裏面に「
世に遊ぶ石の齢の幾秋ぞ
」と刻まれているそうだ。
巴陵は宝暦頃の人である。
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