このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
八九間空にあめふる柳かな
沼田市屋形原町の民家に芭蕉の句碑があるというので、探してみた。
庭の植え込みに芭蕉の句碑があった。
八九間空にあめふる柳かな
出典は
『陸奥鵆』
。
元禄7年(1694年)春、芭蕉51歳。
『続猿蓑』
には「
空で
」とある。
平凡な川原石に、「八九間空に」を第一行(下部に翁の字がある)「あめふる」を第二行、「柳かな」を第三行に、総体でたけ九寸五分幅三寸に集約して刻んだ恐しくこじんまりしたポケット型句碑。それが十年も、二十年も同家の植込にころがっているのだから驚いてしまう。これではだれも維新前戸鹿野の橋場にあった名碑とは気がつくものがないはず。
『上毛芭蕉塚』(本多夏彦著)
『はせをつか』
(楓幻亜編)に収録されている。
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