このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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牧水歌碑

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北上駅西口広場

東北本線北上駅西口広場の片隅に若山牧水の歌碑があった。


若山牧水の歌碑


幾山川こえさり行かば寂しさのはてなむ國ぞけふも旅ゆく

 明治40年(1907年)7月、牧水が早稲田大学英文科学生の時に郷里宮崎へ帰る途中、岡山県と広島県との県境にある二本松峠を訪れて峠の茶屋「熊谷屋」に泊まり、短歌2首を詠んだ。牧水22歳の時である。

   中国を巡りて

幾山河越え去り行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく

けふもまたこころの鉦をうち鳴しうち鳴しつつあくがれて行く

第1歌集『海の聲』

平成3年(1991年)5月、建立。

 大正15年、若山牧水が北海道から東北へ揮毫旅行の際、訪れた北上市更木臥牛の福地宅にて揮毫した歌。この歌碑はよく知られている「幾山河……」ではなく、その時の直筆「幾山川……」を刻んだものである。

 大正15年(1926年)21日、牧水は沼津発、福島泊、22日盛岡泊、23日青森泊、24日札幌着、その後1ヵ月半北海道を巡る。

 いま、平泉驛を發したところ、あと一時間半で福地君に逢ひます、

大悟法利雄宛葉書(9月22日)

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