このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
牧水の文学碑
猿ヶ京村
猿ヶ京温泉の
「歌碑の道」
に若山牧水の文学碑があった。
若山牧水の文学碑
こゝに猿ヶ京村というふしぎな名のある部落のあるを見るであろう。
大正11年(1922年)10月20日、若山牧水は沼田から
法師温泉
まで行くことになっていた。
讀者よ、試みに參謀本部五萬分の一の地圖「四萬」の部を開いて見給へ。眞黒に見えるまでに山の線の引き重ねられた中に唯だ一つ他の部落とは遠くかけ離れて温泉の符號の記入せられてゐるのを、少なからぬ困難の末に發見するであらう。それが即ち法師温泉なのだ。更にまた讀者よ、その少し手前、沼田の方角に近い處に視線を落して來るならば其處に「猿ヶ京村」といふ不思議な名の部落のあるのを見るであらう。
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