このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2010年
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楽満寺
〜芭蕉の句碑〜
成田市中里に楽満寺という寺がある。
楽満寺山門
臨済宗妙心寺派
の寺である。
建暦2年(1212年)、国一禅師の開基と伝えられる。
源頼朝・実朝の母堂、北堂二位の尼君の主本尊であり、尼君逝去の際国一禅師に与えられ、鎌倉争乱の際に禅師自ら本尊を背負い下総国に逃れ、ここを適地として建立。
端栄山楽満寺
本尊は如意倫観世音菩薩。
安産・子育ての観世音として広く親しまれているそうだ。
本堂右手裏に芭蕉の句碑があった。
ほろほろと山吹ちるや瀧の音
『笈の小文』
に「
山吹ちるか
」とある。
貞亨5年(1688年)、芭蕉45歳の句。
天保6年(1835年)2月、木つゝき庵社中建立。
この碑の建立は天保6年(1835年)であるから、五世木啄庵茂桂の世代のことと思われる。茂桂は香取郡郡村(現神崎町郡)の人、宮輪大郎左衛門。文政9年(1826年)に五世を嗣号している。
初代木啄庵
は香取市岩部の大乗寺住僧日従上人茂蘭。二世白兎園宗瑞の門人である。
楽満寺に「しもふさ七福神」の恵比寿が祀られている。
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