このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

与謝蕪村ゆかりの地



白梅や墨芳しき鴻臚館

 京都市下京区西新屋敷揚屋町の 角屋 北側に「此附近 東鴻臚館址」の標柱がある。


与謝蕪村(俳人1716〜1783)


白梅や墨芳しき鴻臚館

年代不詳の句である。

平成13年(2001年)11月、島原伝統保存会建立。

東鴻臚館址

 平安時代、京の中央を南北に朱雀大路が貫き、その七条以北の東西にふたつの鴻臚館が設けられていたが、この島原付近は東鴻臚館址にあたる。当時この館を利用したのは、唐ではなく、渤海国の使節に限られた。時の政府は渤海客を大いに歓待し、日本の国威を示すために林邑楽を演奏したり、詩文の会などを催していたが、延喜20年(920年)頃には廃せられた。そうした由緒ある顕客接待の場が、江戸時代の島原にもてなしの文化の場として蘇ったことは意味深いことといえる。

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