このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2019年の旅日記

東本願寺函館別院〜大谷句佛の句碑〜

函館市元町に東本願寺函館別院がある。


真宗大谷派 の寺である。

東本願寺函館別院

 この寺院は、宝永6年(1709年)木古内町泉沢に建てられた堂宇が移され、浄玄寺と称したのが始まりで、安政5年(1858年)本願寺の掛所(かけしょ)となった。その後、幾度かの火災で焼失したが、明治9年(1876年)に東本願寺函館別院となり、現在地に移転したのは明治12年(1879年)である。

 ここで明治40年(1907年)の大火で焼失したため、耐火建築により再建することになった。大正4年(1915年)完成した現在の本堂は、わが国最初の鉄筋コンクリート寺院として知られており、コンクリート造りではあるが、伝統的な本堂の形式を踏まえた造りになっている。建築当初、人々に踏まれた土砂で寺院が建てられるとは、ご先祖様に申し訳ないとか、大きな屋根が鉄筋やコンクリートでもつだろうかと不安の声が上がり、寄付金が思うように集まらず、そのため、芸者を高床に上げて手踊りをさせ、安心させたなどのエピソードもあり、苦心の末、完成にこぎつけたという。平成19年(2007年) 12月4日、国の重要文化財に指定された。

大谷句佛の句碑があった。


祖恩しのふ北門秋の法城に

大谷句佛は東本願寺第二十三代法主。真宗大谷派管長。

昭和18年(1943年)2月6日、68歳にて示寂。



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