このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
洞爺湖温泉
〜モニュメント〜
「ザ・ウィンザーホテル」
から洞爺湖温泉へ。
湖岸には不思議なモニュメントがある。
「有珠噴火の碑」だろうか?
1977年8月7日
かすかに羊蹄山が見える。
蓮華躑躅が咲いていた。
昭和6年(1931年)6月3日、
与謝野鉄幹・晶子
夫妻は室蘭から洞爺湖温泉へ。
室蘭を立ちて來ぬればなほ潮のしぶきと思ふ洞爺の雨も
水神の植半ほどの棧橋す蝦夷の洞爺のみづうみのきし
「北海遊草」
爺湖町の洞爺中央桟橋に「与謝野寛・晶子文学碑」があるというので探してみたが、見当たらない。何度も尋ねてみると、対岸の洞爺村にある
浮見堂
の辺りにあるらしいということだった。
洞爺湖
昭和6年(1929年)6月4日、
荻原井泉水
は洞爺湖へ行く。
六月四日、虻田といふ驛より電車にて洞爺湖へゆく
湖の見えて來、橡の芽の雨はるる道
有珠から霧のはれかかるいたどりの花
洞爺湖畔に着いて日いまだ暮れず、湖の水のひたひた
と寄する温泉に浴して、第一ホテルといふに泊る
蝦夷富士か雨雲のあかるきは西か
水にもうつる蝦夷富士が五月雨の霄れ間
洞爺湖の朝は又雨なり、けふは室蘭にゆくとて、六月
五日
ばさばさと夜の青みくるに飛ぶからす
そのなかさみだるる小島がみづうみの中
『海潮音』
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