このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
『奥の細道』
〜日光杉並木街道〜
東北自動車道宇都宮ICで日光宇都宮道路に入り、今市ICから国道121号(会津西街道)を行く。
国道121号(会津西街道)は倉ヶ崎新田で旧道と交差する。
旧道は日光杉並木街道である。
元禄2年(1689年)4月2日(新暦5月20日)、芭蕉は
含満ヶ淵
(がんまんがふち)
を正午頃迄見物した後、鉢石立って太田原へ赴く。
途中、瀬尾
(せのお)
、川室
(かわむろ)
を通って大渡に至るが、瀬尾
(せのお)
から川室
(かわむろ)
に向かう時に日光杉並木街道を通ったと思われる。
鉢石ヲ立、奈須・太田原ヘ趣、常ニハ今市へ戻リテ大渡リト云所ヘカヽルト云ドモ、五左衛門、案内ヲ教ヘ、日光ヨリ廿丁程下リ、左へノ方ヘ切レ、川ヲ越、せノ尾・川室ト云村ヘカヽリ、大渡リト云馬次ニ至ル。三リニ少シ遠シ。
『曽良随行日記』
嘉永5年(1852年)4月1日、吉田松陰は大桑を過ぎて今市に出る。
大瓜
(おおくわ)
を過ぎ今市に出づれば、戸口繁殷、大道坦平、翠杉道を來む、即ち所謂日光街道にして、幕府の二荒に詣づるは此の道に由るなり。
『東北遊日記』
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