このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2009年

影向寺〜重要文化財〜
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川崎市宮前区野川に影向寺という寺がある。


天平12年(740年)、 行基菩薩 創建。

聖徳太子堂


聖徳太子立像は川崎市重要歴史記念物。

薬師堂


元禄7年(1694年)、再建。

神奈川県指定の重要文化財である。

薬師堂の右手に芭蕉の句碑があった。


春の夜はさくらに明てしまひけり

出典は 『翁草』 (里圃編)。

何時どこで詠まれた句か、不明。

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未とし」とする。

天保6年(1835年)9月、句碑建立。

芭蕉の句碑の左に西脇順三郎の詩碑があった。


雲の水に映る頃
影向寺の坂をのぼる
薬師の巻毛を数へる秋

昭和15年10月、西脇順三郎は影向寺を訪れた。
昭和22年、詩集『旅人かへらず』出版。
昭和52年4月3日、詩碑建立。

威徳山影向寺


天台宗 の寺である。

本尊の木造薬師如来両脇侍像は国の重要文化財。

境内東南の片隅に影向石があった。


 江戸時代初期の万治年間(1661〜1672)に薬師堂が火を蒙ると、本尊薬師如来は自ら堂を出でて、この石の上に難を逃れたといわれる。

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