このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新年の旅日記

小諸八幡宮〜高浜虚子の句碑〜
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小諸市八幡町に八幡宮がある。

八幡宮の境内に高浜虚子の句碑があった。


立科に春の雲今うごき居り

 けれども天氣のよい日など、淺間のいたゞきから擴がつてゐる空は、遠く八ケ岳、蓼科の邊に及んで、濁りなく碧く澄んで、春らしい柔かい雲が、輕くその邊に漂うてゐることが多い。

   豐かなる雲の流れや雪解風

   蓼科に春の雲今動きをり

『小諸雜記』(小諸淺春)

小諸市で最も古い虚子の句碑である。

 長野県小諸は人も知る通り、虚子翁が戦時疎開の土地である。翁は、昭和十九年九月四日、鎌倉からこの地野岸田の仮寓に移った。八畳と六畳二間きりの住居で、後からその隣に蚕室を改造した別棟が出来、「俳小屋」と名づけられた。小諸生活の日常はその著「小諸雑記」に詳かである。

 同地八幡町八幡神社境内に昭和三十年十一月二十四日右の句碑が除幕された。翁は常にここらあたりを散歩の場所として居られた。

 句碑は高さ三尺五寸、幅二尺八寸、厚さ二尺の千曲川石を選び、台石には浅間山の真石を用いた。碑陰その他に文字はない。本書収蔵の既設碑中、最も新しい句碑である。


八幡宮社殿


八幡宮由緒

祭神 仲哀天皇・神功皇后・應神天皇

当八幡宮は第五十四代仁明天皇皇子滋野親王が望月牧が牧監として御在任当時、其地に勧請せられたと伝えられる。其後幾星霜を經、慶長十三年小諸城主仙石秀久公、右御祭神の御霊験あらたかなるに感銘し、小諸の此の地に勧請し城附鎮護神として祭祀を厚くした。以来歴代々の小諸城主もこの御社を尊崇、又領内民も守護神として崇敬した。当社は通称子育て八幡宮と謂われ、子供の安産育成に霊験あり、家内安全・家業繁栄・交通安全に効験がある。

欅の新緑が美しかった。




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