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山口誓子の句碑
夕焼のすでに紫鵜飼待つ
岐阜市湊町の長良橋南詰西側に鵜飼乗船場事務所がある。
鵜飼乗船場事務所に山口誓子の句碑があった。
夕焼のすでに紫鵜飼待つ
昭和31年(1956年)、山口誓子は橋本多佳子と鵜飼を見物した。
昭和三十一年、私達は鵜飼を見た。鵜匠頭は私の鵜舟に乗ることを許した。私は鵜匠と同じ黒装をした。女性は鵜舟に乗ることを許されない。しかし鵜匠頭は、特に多佳子に乗船を許した。多佳子も鵜匠と同じ黒装をした。
『句碑をたずねて』
(東海道)
屋形船に乗って鵜飼が始まるのを待つ間の躍る心を詠んだものである。
平成元年(1989年)、誓子の揮毫で建立。
川上敏雄氏から岐阜市に寄贈されたもの。
155番目の誓子句碑である。
平成6年(1994年)3月26日、山口誓子は92歳で歿。
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