このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
〜
2008年
〜
安田講堂
〜三四郎池〜
文京区本郷に東京大学本郷キャンパスがある。
本郷キャンパスに安田講堂がある。
後ろに見える建物は理学部1号館。
安田財閥の創始者安田善次郎の寄付により建設されたそうだ。
大正10年(1921年)、起工。
大正12年(1923年)、
関東大震災
により工事中断。
大正14年(1925年)7月6日、竣工。
東京大空襲による被害から免れ、東京都の
登録有形文化財
第1号である。
木陰から見る安田講堂
木陰に三四郎池がある。
三四郎池(育徳園)
加賀藩主前田氏が、現在の赤門から池にかけての一帯の地を将軍家から賜ったのは、大阪の役後のこと。 園池を大築造したのは寛永15年(1638年)、豪宕で風雅を好んだという当主前田利常のときである。彼の死後、綱紀がさらに補修をして、当時江戸諸侯邸の庭園中第一と称せられた。育徳園と命名され、園内に八景、八境の勝があって、その泉水・築山・小亭等は数奇をきわめたものだといわれている。池の形が「心」という字をかたどっており、この池の正式名称は「育徳園心字池」なのだが、
夏目漱石
の「三四郎」以来、三四郎池と親しまれている。
三四郎池
横に照りつける日を半分背中に受けて、三四郎は左の森の中へはいった。その森も同じ夕日を半分背中に受けている。黒ずんだ青い葉と葉のあいだは染めたように赤い。太い欅の幹で日暮らしが鳴いている。三四郎は池のそばへ来てしゃがんだ。
『三四郎』(二)
私の旅日記
〜
2008年
〜に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください