このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
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2004年
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駒形どぜう
〜久保田万太郎の句碑〜
夜の浅草に行ってみた。
雷門の写真を撮る。
ついでに仲見世の写真も撮ってみた。
夜景は難しい。
雷門から駒形どぜうへ。
駒形どぜう
駒形どぜうの前に久保田万太郎の句碑がある。
神輿まつまのどぜう汁すゝりけり
久保田万太郎
先生は市井の人を愛し、とくにまたふるさとをおなじくする浅草っ子を愛した。ここに駒形とせう越後屋五代助七その生前の厚誼をしのんで、先生をしたう情はまことに涙ぐましいものがあるが、昭和41年初夏この句にゆかりの三社祭の吉日に当って駒形とせうの店の前に、いま先生の句碑を立てる。旧称田原町3丁目なる先生の生家にもっともちかくこの句碑を立てられたことはさだめし先生も喜ばれていることと思われる。ここにつつしんでこれをしるす者は、おなじく浅草っ子のひとり。
昭和45年5月17日
安藤鶴夫
安藤鶴夫(1908年−1969年)は小説家・演劇評論家。東京浅草生まれ。法政大学仏文学科卒。『巷談本牧亭』で直木賞受賞。
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