このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

下 町江東区
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万年橋〜川船番所跡〜

清澄庭園 から万年橋へ。


万年橋


万年橋

 万年橋は、区内の橋のなかでも古く架けられた橋のひとつです。架橋された年代は明らかではありませんが、延宝8年(1680年)の江戸図には「元番所のはし」として記されているので、この頃にはすでに架けられていたことがわかります。

 小名木川に架けられた橋は、船の通行を妨げないように高く架けられていました。万年橋も虹型をした優美な橋で、安藤広重は「名所江戸百景」のなかで「深川万年橋」としてとりあげています。また、葛飾北斎は「冨嶽三十六景」のひとつに「深川万年橋下」として、美しい曲線を描く万年橋を大きく扱い、その下から富士山を望む、洋画の影響をうけた錦絵を残しています。

冨嶽三十六景「深川万年橋下」


川船番所跡

 川船番所は幕府により設けられた番所で、万年橋の北岸に置かれ、川船を利用して小名木川を通る人と荷物を検査しました。

 設置年代は明らかではありませんが、正保(しょうほう)4年(1647年)に深川番の任命が行われていることから、この頃のことと考えられています。

 明暦3年(1657年)の大火後、江戸市街地の拡大や本所の掘割の完成などに伴い、寛文元年(1661年)中川口に移転しました。以後 中川番所 として機能することとなり、当地は元番所と通称されました。

 明暦3年の大火は、いわゆる「 振袖火事 」。大火後の万治2年(1659年)、隅田川に千住大橋に続く2番目の橋として両国橋が架けられた。

ケルンの眺め


 ここから前方に見える清洲橋は、ドイツのケルン市に架けられたラインの吊り橋をモデルにしております。

せっかくの清洲橋も見えない。

この場所からの眺めが一番美しいといわれています。

小名木川の隅田川河口に夕陽が映る。

隅田川 へ。

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