このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2005年

河津七滝〜伊豆の踊子〜
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稲取温泉 から国道135号を行く。

河津で右折して県道14号下佐ヶ野谷津線で河津川に沿いを走る。

 湯ヶ野温泉の手前で国道414号に入り、河津七滝ループ橋の手前で右折し、河津七滝へ。


河津では滝のことを「ダル」と呼ぶ。

   志貴皇子

石ばしる垂水の上のさ蕨の萌え出づる春になりにけるかも

『万葉集』(巻第8)

この垂水(たるみ)から滝のことを「ダル」と呼ぶようになったそうだ。

大滝


大滝(おおだる)は大滝温泉「天城荘」のお風呂から見上げなければいけない。

河津川の渓谷


 湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿うて三里余りの下りだった。峠を越えてからは、山や空の色までが南国らしく感じられた。私と男とは絶えず話し続けて、すっかり親しくなった。荻乗や梨本なぞの小さい村里を過ぎて、湯ヶ野の藁屋根がふもとに見えるようになったころ、私は下田まで一緒に旅をしたいと思い切って言った。彼はたいへん喜んだ。

『伊豆の踊り子』

 踊子と私は湯ヶ野までは河津川の渓谷に沿って歩いたから河津七滝を通ったはずだが、『伊豆の踊り子』には出てこない。

出合滝


カニ滝


河津川沿いを歩くと、伊豆の踊子の石像があった。


踊子のイメージと違う。

初景滝の前に「踊子とわたし」のブロンズ像。


初景滝


初景滝の脇の小さな滝もいい。


多くの人はここで引き返すが、せっかくだから釜滝まで行ってみる。

蛇滝


エビ滝


七滝(たただる)の特微

「柱状節理」(ちゅうじょうせつり)

 河津七滝の周辺には、岩が柱状に規則正しい割れかたをしているのを見ることが出来ます。これを節理といいます。溶岩がゆっくりと流れながら冷えていくときにできるもので、その割れ方によって、方状・板状・柱状節理などがあります。

 河津七滝の場合は、玄武岩の溶岩から出来た柱状節理で、なかでも釜滝では、はっきりとその露頭を見せています。

河津七滝観光協会

柱状節理


拡大しないと、よくわからない。

釜滝


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