このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2008年

五竜の滝〜若山牧水の歌碑〜
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裾野市の中央公園に五竜の滝があるというので、行ってみた。


中央公園とは言っても、裾野市の中央にあるわけではなかった。

旧植松家住宅


国指定重要文化財だそうだ。

夏休みなのに、人影は見えない。

 本流にかかる大きな三条の滝を雄滝、東側の小支流にかかる小さな二条の滝を雌滝といい、併せて五竜の滝。

本流にかかる大きな三条の滝


小支流にかかる小さな二条の滝


   


県指定天然記念物である。

 以前は付近に「五竜館」というホテルも建てられていて、若山牧水は「五竜館」に宿泊しているそうだ。

若山牧水の歌碑があった。


富士が嶺やすそのに来り仰ぐときいよゝ親しき山にぞありける

出典は第14歌集『山桜の歌』。大正10年(1921年)の歌。

昭和50年(1975年)6月、建立。

『牧水歌碑めぐり』(大悟法利雄著)によれば、68番目の 牧水碑 である。

 乙女峠から眺めて十里四方にも及ぶであらうと言つた曠野は大野原と呼ばれてゐる。その大野原の奧、富士の根がたまで秋に一度初夏に一度私は出懸けて行つたことがある。その時々に詠んだ歌を此處に引いて其處から見た富士の説明に代へよう。

富士が嶺や麓に來りあふぐ時いよよ親しき山にぞありける

富士が嶺の裾野の原のまひろきは言に出しかねつただに行き行く

『樹木とその葉』(駿河灣一帶の風光)

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